PS2SUN取扱説明書 ver. 1.0.1
2009/2/26
PS2-SUN Type5キーボード変換器 PS2SUNの持つ多くの機能を使いこなすため、取扱説明書をよく読んでからご利用願います。
1.免責事項
PS2M0115と同一です。PS2M0115の取扱説明書をご参照ください。
2.対応キーボード
動作確認しているのは下記のキーボードのみです。
C.ITOH
SHORT TYPE KEYBOARD(東プレOEM)
SUN Type5e キーボード
下記のキーボードは、確認していないのですが、動作しそうな気がします。
SUN
Type6 キーボード(非USB)
SUN
Type5 キーボード
SUN
Type4
キーボード
動作確認しているPC本体は下記のみです
SHARP
Mebius PC-BJ100M (Linux)
OASYS V-BIBLO FMV-5100NU/W
(Windows95)
NEC PC-MA10T ( Windows2000,Linux )
動作確認しているUSB−PS/2変換器は下記のみです
すまいるSA-BAR2
AREAコンバティーノ SD-PS2CUSB
SANWA USB-CVPS1
下記のUSB−PS/2変換器は動作に問題があるためサポート対象外とします。
Audio
Technica ATC-USBPS2
SIGMA PS2USB1BK
3.特徴
SUN Type5キーボードを、PS/2ポートを持つPCへ接続することができます。
この種の機能を持った製品は市販されているのですが、それらよりかなり小型です。
例のごとく、カスタマイズ機能、Fnキー機能がついています(Fnキーはデフォルト無効)。
Type3キーボードをお使いの方には、Fnキーが便利なのかも知れません。ちなみにType3キーボードはポート形状が違うので、そのままでは繋がりませんが、Type3を使っているような方には説明は要らないと思っています。
デフォルトでは
Compose LEDをAXキーボードのカナLED相当にアサインしたつもりなのですが、光ったところを見たことがありません。うまくすると点灯するのかもしれません。
英語キーボード向けにキーアサインしています。そのため、日本語キーボードだと、左上の\|キーが半角/全角に、右下の日本語on offキーが\|キーになってしまいます。気になる方は、カスタマイズ機能でキーアサインを変更してください。ただし、それをやると英語キーボードで「~`」が入力できなくなるはずです。
4.ケーブル接続
SUNキーボードを、当変換器のMini-Din8Pポートに接続します。
当変換器とPC本体のPS/2ポートとは、Mini-Din6P オス−オスケーブルで接続します。これはあまり売っていないのですが、秋葉原なら千石とか若松とか末広町横のあやしいケーブル屋とかで300円〜500円で売っているのを見かけました。
5.キーボードのカスタマイズ
PS2M0115と同一です。PS2M0115の取扱説明書をご参照ください。
6.EEPROMのマップ
初期値は下記のようになっています。
0x00 00 76 A1 BA B2 05 06 09 04 78 0C 07 03 91 0B 00
0x10 83 0A 01 11 F5 FE FC 7E EB B8 A8 F2 F4 76 16 1E
0x20 26 25 2E 36 3D 3E 46 45 4E 55 0E 66 F0 A3 CA 7C
0x30 BF A8 71 FE EC 0D 15 1D 24 2D 2C 35 3C 43 44 4D
0x40 54 5B F1 AF 6C 75 7D 7B B8 7E E9 00 14 1C 1B 23
0x50 2B 34 33 3B 42 4B 4C 52 5D 5A DA 6B 73 74 70 B0
0x60 FD FC 77 12 1A 22 21 2A 32 31 3A 41 49 4A 59 51
0x70 69 72 7A 67 64 6A A0 58 9F 29 A7 FA 00 79 00 00
0x80 54 F5 52 F4 4C EB 4A F2 4B FD 49 FA 42 EC 41 E9
0x90 43 FC 44 7E 4D FE 66 F1 0D 58 5B F0 16 05 1E 06
0xA0 26 04 25 0C 2E 03 36 0B 3D 83 3E 0A 46 01 45 09
0xB0 4E 78 55 07 76 77 FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
0xC0 FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
0xD0 FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF 05 00 10 05 FF FF
0xE0 1E 16 1F 1E 20 26 21 25 22 2E 23 36 24 3D 25 3E
0xF0 26 46 27 45 4D 1C 68 32 66 21 4F 23 38 24 50 2B
アドレスマップは下記のとおりです。
0x00-0x7F キーコード変換テーブル(SUNコード→PS/2コード)
0x80-0xBF Fnキー用変換テーブル
0xC0-0xD7 N/A
0xDA PS/2受信ディレイ(x100us) ... 初期値0x05(0.5ms)
0xDB 0 ...テンキーあり 1 ...テンキーなし
0xDC PS/2キー送信ディレイ(x100us) ... 初期値0x10(1.6ms)
0xDD ポーリングループディレイ(x100us) ... 初期値0x05(0.5ms)
0xDE N/A
0xDF Fnキーのキーコード(PS/2)・・・初期値 0xFF(無効)
0xE0-0xFF 0-9,A-Fキー用変換テーブルレストア用データ(変更不可)
7.EEPROMマップの解説
Sキー、Gキーのキーコードは、SUNキーボードでは0x4E,0x51、PS/2キーボードでは0x1B,0x34です。たとえばアドレス0x4Eに0x34をセットすると、「S」キーを押したときに「G」が入力されます。
アドレス0x9Eが0x1E(PS/2コードとして2キー),アドレス0x9Fが0x06(PS/2コードとしてF2キー)となっていますが、これはFnキーを押しながら2キーを押すとF2を押したことになるということです。
0xC0-0xD7は、未使用です。
0xDBを1にすると、POST時にテンキーなしキーボードのIDを返します。BIOSの設定にもよりますが、起動時にNumLockが点かなくなります。
0xDA,0xDC,0xDDは、キーの取りこぼしなど変換機能が不安定でない限り変更する必要はありません。
0xDE は使用していません。
0xDFに未使用のPS/2キーコードをセットすることにより、Fnキーを無効にできます。ちなみにこの値を0x58にすると、CapsLockキーがFnキーになります。
0xE0-0xFFは、主要キーリストア用データで、変更できません。EEPROMを書き換えて、0-9,A-Fキーのアサインを変更しても、変換器の再起動のタイミングで初期状態に戻ります。つまり、不可逆的な変更はできないようになっています。
0xDA-0xDFの値は、変換器起動後5〜10秒経過してから使用されます。また、コンフィグモードでは使用されません。つまり、異常値を設定してしまっても、元に戻せるようになっています。
8.コンフィグモードの入り方
PS2M0115と同一です。PS2M0115の取扱説明書をご参照ください。
9.余談
PIC16F648Aの13番ピンをGNDとショートさせて0 Vに落とせば、コンフィグモード使用禁止にすることができます。ですが、意味のわからない人は実践しないでください。